研究活動の概要

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熱帯医学研究所は下記する研究組織と国内外の研究機関との連携のもと,総合目標にかかげた「熱帯医学及び国際保健における先導的研究」で成果をあげるべく努力している。

  • 研究所は熱帯地域で猛威を振う感染症の研究を総合的に行うため,感染症を病原体の側面から研究する病原体解析部門,ヒト側から研究する宿主病態解析部門,病原体とヒトの間に介在する自然・社会環境面から研究する環境医学部門の3大部門と疾病の疫学・情報を研究する熱帯医学研究センターの組織を有する。
  • 熱帯病の研究には疾病が流行する地域での調査研究が不可欠であるので,研究所はアジア,アフリカ,中南米の国々の研究機関と密接な連携を保ち,共同研究を続けている。その中の3つの研究機関とは大学間学術交流協定が締結され,平成12年度には当研究所とベトナム国立衛生疫学研究所を拠点大学とする日本学術振興会の拠点大学方式による学術交流事業「熱帯感染症の新興・再興に係る要因の研究」が開始された。
  • 熱帯病は地理的,社会的,経済的等多様な付帯要因によってその流行像は異なるので,熱帯病の研究には複数分野横断的研究の必要性が叫ばれている。この様な学際的研究を遂行するために共同利用研究組織が活用されている。