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活動報告

第2回富山大学和漢医薬学総合研究所・長崎大学熱帯医学研究所交流セミナー
「熱帯医学と和漢薬研究の新展開-新しい医療体系の構築をめざして-」



日 時:平成23年02月25日(金)
会 場:長崎大学熱帯医学研究所
  • このセミナーは、富山大学和漢医薬学総合研究所の門田重利前所長と本プログラムの平山謙二拠点リーダーが感染症研究での漢方薬の有効性について考察しようと、富山大学和漢医薬学総合研究所と長崎大学熱帯医学研究所の相互交流を図るセミナーを昨年初めて長崎で開催し、今回はその時の約束通り題2回目を富山で開催した。富山大学和漢医薬学総合研究所は、日本の国立の施設として唯一の東洋医学に特化した大学附置研究所であり、COEとしても活動している。熱帯医学に特化した唯一の附置研であり、GCOEとしても拠点化した我が熱研との間で研究交流が起こればそれはさらにまれな組み合わせとしてユニークさに磨きがかかるであろうという単純な発想でスタートしたものではあるが、今回の2日間にわたるセミナーでは、実に興味深い討論が行われ、具体的な共同研究についても話し合われた。
     十全大補湯の免疫学的なアジュバント効果がワクチン開発に新たな方向性を示すことが示されたり、紫雲膏の皮膚リーシュマニア症での臨床試験を契機にシコニンの薬効についての免疫学的な解析に関して共同で解析することとなったりした。季節的には厳しい時期ではあったが、幸い天候にも恵まれ真っ白に輝く立山連峰を眺めながらの楽しくもエキサイティングなセミナーであった。



  • 参加者全員で