気候変動によって起こる健康被害
(WHO 2003)
人体への暴露
地域気候変化
熱波
気温上昇
豪雨
気候変動
汚染経路
感染経路
農業生態システ
ム、水勢学変化
社会経済、人口
動態混乱
調節性の
影響
健康への影響
熱中症
極端な気候による
健康被害
大気汚染
水系食物由来感
染症
媒介昆虫、ネズミ
による感染症
飢餓や渇水によ
る被害
精神的、栄養学
的、感染症に関連
する健康被害
ここで気候変動が起こった時に、人体への暴露、熱波、気温上昇、豪雨、などにさらされます。その時に、我々の専門でいえば、感染源になるような汚染、あるいは感染経路の変化というものが起こっていきます。それから、農業のシステムや水勢、いわゆる水の状況が変化し、社会経済、人口の動態も変わっていく。最終的にはこのようないくつかの健康被害も起こってくるだろう、あるいはすでにもう起こっている。
一番分かりやすいのは、熱中症ですが、それ以外にも大気汚染、本日これから少し触れる水系感染症、それから、媒介昆虫やねずみなど媒介動物などの増減によって起こる感染症。それから、飢餓や渇水によるもの、栄養、精神的な健康被害がだんだん顕在化してくるだろうといわれています。