FAQ〜研修課程に関するよくある質問

1.海外にいて、今すぐには健康診断書を用意できないのですが・・・。
 書類提出先に問い合わせて下さい。
2.選考基準は何?研修生はどうやって選ぶの?
  所内各分野から選ばれた教務委員(約10名)が別々に独立して、経歴・出願理由書を参考に点数を付け、それを合計した点数が多い人から採ります。
 では、個々の委員はどういう基準で点数を付けているのか?
 基準は運営委員それぞれの見識に基づいてというしかありません。いままでのところ、この方法で委員の判断に問題になるような大きな違いが出たことはありません。
  というわけで、当面この方法が採用されると思っていますが保証の限りではありません。
  さて、一昨年度の選考では結果として、海外経験者に有利な選考になりました。その反省をしたところ、昨年は一転して、これから海外で活動しようとするいわば初心者に有利な選考となってしまいました。事ほど左様に選考基準が右に左に揺れているのが実情です。本当に選考は難しい。
  今年の選考は、バックグラウンドが多様になるようにと願っています。しかし一体どうなることやら。
3.研修を受けるとどんなメリットがあるの?
 熱帯医学・国際保健の全体をそれ程誤りなく眺める事ができる様になります。
 それに、あなたは一気に人脈を拡げることが出来ます。これまでの修了生名簿には、現在熱帯医学・国際保健分野で活躍しているそうそうたるメンバーを見ることが出来ます。
4.修了証書は役に立つの?
 難しい質問です。
 正直に言えば、今のところ国内のどの公的な機関もオーソライズ(修了証書を資格として認める)してはいません。
 しかし例えば、「国境なき医師団・日本支部」に応募した人がこの研修を勧められた、米国チユレーン大学のMPHのコースで単位の一部として認められた、などということが実際にありました。研修内容を評価している組織・機関は増えてきているようです。
5.研修の内容はどんなもの?カリキュラムはどうなっているの?
 カリキュラムの概要をご覧ください。(16年度分は準備中)
 ちなみに、平成15年度のシラバスはここです。
6.長崎での生活はどうなるの?経費はいくらかかるの?
 すべて個人に任されています。
 ただ、日本という国の教育インフラの貧しさに驚きながらも、宿舎の準備には過去一貫して努力しています。
 努力の結果、平成16年度は三菱重工業株式会社長崎造船所様の特別の計らいによって、研究所からゆっくり歩いて20分の所に宿舎を用意できました。今のところ、家賃は4万5千円/月(水光熱費別)で交渉中です。
7.人文系を卒業した人は応募資格がないの?
 いいえ、あります。
 研修課程の本来の目的に沿った資格として医療従事者、経歴を持つ人が主な対象になるように記してありますが、その限りではありません。“・・及び大学の学士課程を修了した人”と書いてあるところがミソです。
 応募の動機(出願理由書)、経歴などを参考に資格は柔軟に審査しています。しかし、どうしても医療従事者が選ばれることが多くなってしまうのは否めません。
 書類提出先に問い合わせて下さい。


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